ランドナーって、、

みなさんこんにちは
サイクリングにはもってこいの気候ですが、
みなさん楽しんでおられるでしょうか?

空前のロードレーサーブームも少し落ち着き、
グラベルロードに移行したり、
はたまたバイクパッキングが流行ったり。
手持ちのロードレーサーを手軽に改造できる、アップデートできる。
楽しい!便利!クール!
良いことだと思います。
ロードでレースを続ける人は、それはそれ。
「自分はレースじゃなかった!」と気づいた人が、
そういったアウトドア方向へシフトしていったということでしょう。
当たり前といえば当たり前。
みんながみんな、スピード!タイム!なんてわけがないです。
冷静に自分の趣味を見直した結果です。
「何キロ走った?」「月間積算距離?」「最高速何キロ?」
トレーニングの見える化もよいですが、
もっと目に見える景色があるはずです。

ただ まだまだランドナーを選択する人が少ない気がします。
先日ある方とお話ししていて、こう言われました。

「ランドナーって乗らない人が乗るもんなんでしょ?、。」

正直、ショックでした。
それなりに自転車歴もあり、知識もある方でした。
よく言われる、「床の間自転車」
床の間に飾るだけで、乗らない自転車。
ランドナーって未だにそういうものだと思われてるんだな、と
あたらめて感じました。

1、ランドナーは床の間自転車か?
違います。
そういった趣味の方もいますが、
バンバン乗っている人も多数です。
趣味、趣向の違い、その人次第です。

2、「でもランドナーに乗ってる人を見かけないんだけど?」
ランドナーに乗る人は、あまり群れません。
主に一人や数名で走り、人里離れた場所を好みます。
よくある観光地にはあまりいません。
インスタ映えにさほど興味がありません。
ロードの様に隊列を組んで走る、なんてことはまずありません。
派手なジャージを着ません。
それゆえ、目立たないだけです。

3、ランドナーは「のんびりとしか」走れないか?
そんなことはないです。
設計次第で、ロードのような乗り味にもできます。
ただ、家路を急ぐことはあっても、
早く走ることに興味がない、
もっと他のことに意識が向いているだけです。

4、ランドナーは年寄りの乗り物か?
「ランドナーはまだ早い」と若い方が言いますが、
じゃあ、いつ乗るの?(笑)

5、雨降ったら乗らないから、泥除けはいらない。
雨の日はランドナーであっても乗りたくないです。
ただ、
雨上がりの水たまり、
泥だらけの農道、
ちょっとしたことを気にしないですみます。
その差は意外と大きいです。
泥除けがあれば、バッグも汚れません。
フロントバッグがあれば、
一眼レフカメラをさっと取り出せます。
おにぎりをさっと頬張れます。
リュックを背負って、背中が蒸れることもないです。

ランドナーって、
難しそうだし、
探してもなかなかないし、
ロードと違って、メーカー車も少ないし、、
ちょっと値段も高いし、
オーダーはさらに高いし、
なかなか手を出しづらいかもしれませんが、

興味があるなら、
ぜひ専門店を訪ねてください。
安易にネットなどで購入するのだけはやめてください。
全国各地に、数は少ないですが、良い専門店があります。
埼玉の東叡社、京都のグランボア、新宿ベロクラフト、浅草オオマエジムショ、
他にもたくさんあります。もちろん山音製輪所も。

ではでは

ランドナーって、、」への32件のフィードバック

  1. Forest Rain

    はじめまして。ランドナーというジャンルの自転車を知らずに、自転車専門店で自分の今の用途に合うと思って購入しました。
    購入した後にネットサーフィンして、あまり人気のないジャンルなんだなと思い、少し後悔していたところに、こちらのサイトを見つけました。背中を押してくださったような気分でとても安心しました。

    なぜランドナーを選んだかといえば、その前はトレックのロードを乗っていました。長距離を快適に走る上ではこの上ない乗り物ですが、普段使い(近所への買い物など)では乗り出しに億劫になっていました。
    1 軽いので盗難の危険性
    2 スタンドがつかない
    3 アースロックをするための支柱を探す手間
    4 荷物が乗らない
    5 タイヤが細いため悪路は危険だしパンクの懸念もある
    6 スタイルもガチに固めたけど自分には合わなかった(笑)

    全てロードを買う前からわかっていたことですが、想像と実際とではやはり違いが大きかったです。

    ランドナーはロードやクロスバイクの要素もありつつ、シティーサイクルのような装備もあるという私にとっては良いとこどりでして、スピードはそれほど求めていなくて、クロスとロードの中間の位置付けと購入した店のオーナーさんからお聞きしてドンピシャでした。長距離をなるべく負担を軽くして走る自転車だと。

    バイクで言えば、ロードはレーサーレプリカ。ランドナーはツァラーというところでしょうか?

    今週に納車ですが、ライトやロックなどはこれまでのものを流用できるので、今から楽しみです。
    ガーミンのサイコンもつけてみたいけど流石に似合わないでしょうね。

    返信
    1. yamaoto 投稿作成者

      山音製輪所です。

      コメントありがとうございます。
      いわゆるランドナーは確かに販売数も少ないですし、名前すら知らない人がほとんどです。
      一時の爆発的な人気がなくなり、メーカーが作らなくなった、というのは正しいと思いますが、
      今作っていないから人気がない、というのは少し違うと思います。
      どちらかというと、今のメーカーには作れない、というのが正しいのかと。
      昔と違い、今の自転車メーカーはとにかく巨大です。
      大きなメーカーは数売ってなんぼなんで、とにかく部品の多いランドナーなどは敬遠されると思います。
      泥除け付きだと分解して段ボールにも入れにくそうですし、
      販売店で売るにしても違った知識が必要になります。
      (その気になれば簡単に作れると思いますが、最近はなんでも「生産性」重視なので)
      ランドナーなんて名前は気にせず、自分の使い方にぴったりの自転車を見つけられたことに、
      自信をもって、好き勝手に楽しんでください。
      誰に何を言われようと、自分が好きならそれが一番です。

      ぜひ楽しい自転車生活を!

      返信
      1. Forest Rain

        返事ありがとうございます。
        確かに生産性重視であったり、人気=需要がある→供給が増えるという仕組みはどこの世界でも一緒ですね。
        でも私はこの自転車の存在を知ることができてよかったと思っていますし、人と被ることもほぼないと思いますので存分に楽しみたいと思います。
        私にとってロードバイクほど敷居が高くなく安全かつ気軽に乗ることができるのが一番のメリットだと思っています。

        返信
  2. ダズ

    16歳、エンペラー乗りです。
    中学の時からランドナーには興味があったのですが、とても値段が高くて全く手が出せませんでした。
    高校生になってバイトができるようになったのですが半分は家に入れる事になってたのでコツコツ貯金して、遂に先月、中学の頃から欲しかったエンペラーのツーリングマスターを買えました!
    今年はエンペラーが生産されないとの事で、新車を手に入れるのは諦めていたのですが、なんとヤフオクの方で新品未使のエンペラーを手に入れることができました!本当に嬉しいです!
    それだけでも奇跡だと思っていたのですが、よくよく調べると僕と同い年の2006年に作られたエンペラーでした。なんだか素敵な縁を感じますよね。
    欲しいものを我慢して家にお金を入れてきましたが、これで報われたような気持ちです。
    納車1ヶ月と8日ですが、色々な所へまったり旅行して、先日走行距離が1000kmを超えました。
    今はブレーキシュー、タイヤとチューブを交換して、トゥクリップをつけた所です。キャンピーが欲しいのですが高くてなかなか手が出せないです。やっぱりランドナーといえばサイドにバッグが付いたあのスタイルですよね。
    またお金を貯めて買おうと思います!

    返信
    1. yamaoto 投稿作成者

      ダズ様

      コメントありがとうございます。
      中学生のころからランドナーに興味があるというのは、今でこそ珍しいですが、
      年齢的にはとても自然なことなのだと思います。
      「冒険」という言葉がこれ以上に合う自転車はないと思います。

      よい自転車を手に入れられてよかったですね。
      しかもバイト代を家に半分も入れながら。
      なんて親孝行!
      そういった努力、苦労は将来必ず自分の力になります。
      大事に育てていってください。

      ランドナーは、一般のお店に持ち込んでも修理ができないことが多いので、
      自分でいろいろやるしかない。
      結果としていろんな知識や技術も身に付きますし、
      それが人生を豊かにしてくれることもあります。
      なにかご協力できることがあれば、いつでもご連絡ください。
      いつか会える日を楽しみにしています。

      返信
  3. 茎沢光隆

    自転車を買おうと思いウェブで調べていると、ランドナーという自転車があるのを知りました。是非乗ってみたいと思っています。40000円代で買えるランドナーはありますか?

    返信
    1. 山音製輪所

      茎沢様

      コメントありがとうございます。
      市販されているランドナーで、一番安いものでも90,000円くらいになります。
      バッグやライトなど追加するとどうしても10万円くらいにはなるでしょう。
      4万円台で買えるモノというと、ほんとに入門用のクロスバイクなどとなります。
      使う用途次第ではそれでも十分かもしれませんし、
      やはりランドナーが一番良いかもしれません。
      詳しく相談したい場合はメールでお問合せください。
      よろしくお願いいたします。

      返信
  4. ちび

    女性+身長150cm以下です。
    アルプスに乗ってます。とても乗り易いのですが、整備や消耗品の買い出し等で近所のロードバイクを扱う店に行くのが苦痛です。好みや希望が噛み合わないのです。
    ある時、とある自転車屋で何でロードに乗らないのかと言われ、そんなに違うのかと気になって、ちびな私でも乗れるクロモリ+ホリゾンタルのロードを探しました。
    現在、私の部屋にはアルプス、700cと650cのロードの3台がいます。
    正直、アルプスが1番乗り易いです。相変わらず、お店に行くのはおっくうです。

    返信
    1. yamaoto 投稿作成者

      ちび様
      コメントありがとうございます。
      今は、ランドナー乗り、クロモリ好きにはなかなか良い店がなくて大変ですね。
      うちにもそういったお客様が、結構遠方からもいらっしゃいます。
      世の中のシェアが圧倒的に少ないので仕方のないことかもしれません。
      ただ、バリバリのロードバイク店でも意外とランドナー好きだったり、
      そういう方もいらっしゃいます。
      商売としてはロードをやっているけど、実は、というパターンは結構あると思います。
      若い店員はランドナーを知らないけど、社長はランドナー世代だったり。
      そういう店員さんを探してみるのも楽しいかもしれないです。
      見つかった時の喜びがあると思います。
      あとは、ランドナーを知らない若い子に、逆に良さを伝えてあげるのもよいかも。
      良さを伝えるというのは、自分自身がランドナーの良さを知って、
      伝えられるだけの知識もなければならないので、むつかしいことですが、
      より自分自身を知るきっかけになるかもしれません。
      他の2台のロードはなんで乗り易くないのか、それを考えてみるのも学ぶことが多いと思います。
      私もロードバイクの良さ、カーボンバイクの良さを知ることで、
      ランドナー、クロモリの良さをより実感し、好きになることができました。

      ではでは、またいつでもご連絡ください。

      返信
      1. ちび

        ありがとうございます。
        2台のロードは650cは2ヵ月前に購入したばかりで、目下色々やっているところです。700cは650cよりトップチューブが長めで650cで経験を積んで再チャレンジを思案中です。
        650cについて部品がないからお勧めしないと仰る方もいますが、自分の体格には助かるのが本音です。アルプスも26HEです。

        返信
        1. yamaoto 投稿作成者

          ちび様
          いいですね。
          いろいろ楽しみましょう。
          本当に自分に合ったものが何なのか、わかるといいですね。
          なにかご協力できることがありましたら、
          お気軽にご連絡ください。
          応援しています。

          返信
  5. しゅんちゃん

    はじめまして、現在高校二年生の分際ですがマスプロランドナーに乗らせていただいています。
    ランドナーに乗るようになったきっかけは簡単なもので父親の影響が大きかったです。
    ランドナーが流行らないとの話ですが学校などでロードバイク好きの友人にランドナーについて話した際にこう言われました、
    「でも重いんでしょ?」
    ただ軽さと速さを求めるだけが自転車なのかと疑問に思っています、
    ランドナーには軽さや速さを求めても得ることのできない喜びとか楽しみがあると思うんです、
    フロントバッグにマップを挟んでただ一人時間に縛られず目的地に向かって走る、なにかと競ったりせず純粋に走りを楽しむ事ができるのがランドナーなんじゃないかと。
    是非一度はロードバイクから降りてランドナーにまたがってほしいたまに友人に言ってみますが聞く耳を持ちません、言い方が悪いかもしれませんがなにかに取りつかれているかのようです。
    やはりランドナーは今の時代には不必要な存在なのかもしれません。
    僕としてはランドナーはとても流行ってほしい存在です、乗る人が増えて同世代にも話し相手が増えるのは嬉しいことですから、ツーリング仲間、いい響きです。
    もう一つ理由を挙げるとすればパーツの流通量、
    とにかく消耗品が手に入らない。
    手に入っても値段が優しくない。
    学生の身分にはハードルが高すぎます、またサイクリングブームが来ることを日々祈るばかりです。

    長々と書いてしまいすいません。

    返信
    1. yamaoto 投稿作成者

      しゅんちゃん様

      コメントありがとうございます。
      こちらも長々と返信させていただきます。笑

      高校2年生でそういう人が出て来てくれてうれしいです。
      やはり父親の影響で、という人はやはり多いです。
      でないとなかなか巡り会う機会がないですからね。
      流通量が少ないとどうしても値段が高くなるし、
      若い人には手に入れにくいというのは確かに残念な状況です。

      私も、ランドナーが流行ってほしい、と思い、このblogを書きましたが、
      こうやって、いろんな方にコメントを書いていただいて、
      お話をしている間に、いろいろと考えることができました。

      少し前のコメントの方が書いている様に、
      流行りすぎると色々と弊害がでる、ということもあります。
      人が増えるとどうしてもマナーの悪い人も出て来ます。
      それは仕方のないことで、なくなりはしません。
      だからと言って、流行らない方がいい、というのも早計です。
      何事も極端なことはよくない結果を生みます。
      このロードブームもやはり少し急すぎて、
      結果として今はあまりよい状況とは言えないように思います。
      購入する側も大げさな発言をするメディアなどに踊らされず、
      本当に自分に必要か、
      一度立ち止まって考える必要があると思います。

      当店にも近所の高校生が遊びに来ますが、
      やはりみなロードバイクです。
      でも、それはそれでいいんですよ。
      若いうちはやはり、かっこいい、目立ちたい、
      早く走りたい。
      それでいいんだと思います。
      ランドナーが良いと思う気持ちも、方向性が違うだけで、
      結局は同じです。
      無理に薦めても余計に反発を生むだけですからね。
      しんちゃんさんが楽しそうにツーリングしていれば、
      泥除けやバッグを有意義に使っていれば、
      みんな自然と近づいてくるはずです。

      時代はかならず巡って、
      ランドナーにとって良い環境も必ずやってきます。
      大事なのは、相手を否定しないこと、
      全てを受け入れるフトコロの深さが、
      ランドナーも人間も大切だと思います。

      こんなイベントを開催します。
      私もお手伝いさせていただいています。
      出品も予定しています。
      時間があったら、よかったら来てみませんか?
      まだまだ内容が充実してませんが、
      HPもぜひご覧ください。

      https://japanbiketechnique.org

      返信
  6. 社会不適合オヤジ

    はじめまして
    皆様のとても興味深いご意見を拝読して、コメントを書かずには居られなくなりました(笑)
    私もランドナー愛好者の末席を汚す一人です。出会ったのはもう45年ほど前ですね。
    マスプロ車で自転車の遠乗り(古い!)をしていて、近所のお店でサンノーのランドナーに一目惚れ。高校入学とともに親に借金をして購入しました。
    先日再生してポタリング車へとリメイクして今も通勤やお買い物のお供をしてくれています。

    八王子が実家だったもので、16歳から40歳過ぎまで西多摩、奥多摩、裏丹沢、秩父南部などなど這いずり回っておりました。LPのルーフキャリアが販売されたことを知ったときには先輩と共同購入して、一挙に行動範囲が拡大しました。
    長野、岐阜、新潟など思い起こすだけでも目眩がしそうなツーリングでした。今ならば熱中症だと言われてもおかしくないほど非常識な走り方もやりました。
    上高地へ抜ける釜トンネルを4人で乗ったり押したりしながら抜けたのは、もう40年近く前のことでした。
    乗鞍スカイラインが一般車通行禁止になる前に何度も出向いて、畳平の駐車場から梓湖方面へ思い切りダウンヒルのみ楽しんだのも700Cのランドナーでした。乗鞍ヒルクライムなど始まるずっと前のことでした。

    爺の思い出話だとご笑覧くださいませ。
    でも今でも650×32Bのランドナーと、快走ランドナーと称して組んだ700×25Cの2台は現役です。
    若い頃のような無茶な走り方はできなくなりましたし、海抜高度を一気に稼ぐような登坂もできなくなりましたが、ランドナーでのツーリングの面白さは色褪せていません。
    最近手持ちの自転車をフルメンテし終えたばかりですが、床の間自転車っぽい時間も増えてきたことは事実です。それもまた自転車の愛し方かなと、自分を慰める今日このごろ(笑)
    いつかは誰かに引き取ってもらって、私以上に愛してくれるオーナーを見つけなくてはならない日が来るのでしょうね。
    それまでずっと愛してあげたい自転車たちです。

    ※自転車ブログではありませんが、手持ちの自転車のメンテナンスなど記載してあります。
    ご興味あれば、是非お目通しを。
    https://ameblo.jp/alfa1900colli/

    返信
    1. yamaoto 投稿作成者

      社会不適合オヤジ、様

      コメントありがとうございます。
      遠慮なく書き込んでください。

      みなさんのお話、体験談を色々と聞くことができ、
      楽しませていただいています。
      昔の話を聞くたびに、その頃に戻ってみたくなります。
      今ではできないこと、行けないところもたくさんあったのだろうなと、
      羨ましく思います。
      ただ、「昔はよかった」というだけではしょうがないですし、
      今だからできる事を探して、今の機材を使って、
      新しい遊びへ昇華していくべきだとも考えています。
      なかなか簡単ではないですが。
      古い自転車、大事になさってください。
      床の間だろうが、なんだろうが、やりたいようにやるのが一番です。
      人の趣味にケチをつけるのは一番いただけないです。

      このブログを書いた時は、
      「もっとランドナーを広めたい、誤解を解きたい」という気持ちが先行していましたが、
      色々な意見を聞いていると、
      やはり、出る杭は打たれる、ということもあるので、
      認知度が上がる、流行ればいい、というのは違うなと思いました。
      そもそもランドナーという言葉ももう必要ないのかと思います。
      ロードやランドナー、MTB
      売りやすいようにいろいろとジャンル分けしていますが、
      必要なのは目的だけで、使う部品や設計が少し違うだけです。

      今後ツーリング車がどうなっていくか。
      必要なければなくなっていくでしょうし、
      必要なら何もせずともなくならないでしょう。
      新しい事も考えつつ、
      自分のできることを続けていきたいと思います。

      ブログ、少し拝見しました。
      いろんなことをやられているようで、楽しげです。
      また時々見させていただきます。
      ありがとうございます。

      返信
  7. 「お前さぁ」に憧れて

    1. ランドナーは床の間に置くには大きすぎて、若い頃はお母さんにメチャクチャ怒られました。床の間に足を乗せただけでも「足が曲がるぞ」と言われた世代です。
     今そんな事をしたらランドナーは配偶者に処分され、私は後日緑色の印字の紙に捺印を迫られます。 
    2. そりゃそうでしょ。ローディーの方々はパワーメーターだかサイコンだかを見ていて雲の流れや川辺の鳥たち、風に捲り上がる◯△のスカートさえ見えてないんですから。でもランドナー乗りにはランドナーがよく見えています。
    「おおっ、前から来るのはT社のだ。うげぇ、鳥居の横に立て掛けてあったのは◯ンジェだ。今通りすぎた自転車屋店の中にクロモリジュネス飾ってあった!」
    3. 42Bに7キロぐらい空気を入れてフロントキャリアにサイドバッグでキャンプ道具を詰め込めば、高速走行仕様の完成です。タイヤノイズも高らかにカーボンロードを追いかけましょう。ただ、スピードはすぐには上がりません。そして上がったスピードはドライバーやクリテやライドなどでは容易に落ちず、あげた空気圧でタイヤはボヨンボヨン弾むスリル付き。
    3. のオマケ 白銀林道で猿におにぎり奪われたことがありました。子雉撃ちから戻ってみれば、お猿がフロントバッグに手を突っ込んでいたので、ここは腕に覚えの豪速球、林道一面に敷いてある石ころから手頃なやつを一つ。キッとも言わず逃げたのでまあ良しと走りはじめたら背後から気配。お猿が追いかけて来た。湯河原から早川まであっという間の逃亡劇でクレメン白タイヤはぼろぼろとなりましたが、このときほど早く走れたことはありません。
    4.昔はロードに乗っていると
    「お前、ケイリンか?何期だ?稼いでんだろ?飯おごれ」
    とか、見知らぬ方に絡まれたものです。たまにロードに乗っていると、知り合いの『ランドな』方々からは
    「腰抜けだ。堕落だ。サタンだ。自転車辞めろ。ジジイか。」
    と言われました。かつては高級舶来ロードを所有するのはサイクリストの『上がり』のように言われたもの
    です。
    5. 取り付けが難しい上壊れやすい泥除けがピカピカに磨かれピシャッと付いている事こそが高級車の証しでしょ。寿司屋だって高級店ほどピカピカしてるネタは美味いじゃないですか。トロやイクラも好きですけれど。
    これらはほぼ創作としてお読みください。お怒りの方には心よりお詫び申し上げます。

    返信
    1. yamaoto 投稿作成者

      お前さぁ、さん
      的確な追記ありがとうございます。
      みなさんにこういうエピソードを書いてもらったら、
      一冊本になりそう。

      返信
  8. 増本豊三

     尾坂さん!よくぞ「主張」してくださいました。この、議論が沸き起こる感じがサイコーですね。せっかくなので私も仲間に入れさせていただきます。
     山音製輪所に伺うたびに自転車の奥深さに触れ、楽しい思いにさせていただいています。車やモーターバイクに比べ、圧倒的に安価にその世界に浸ることができる自転車の世界は、私をサイコーに楽しませてくれています。自分の選択しだいでキャンプに行けたり、登山道を走れたり、時速60キロの世界を体感できたり、そして通勤にも使えて、いじって楽しくさらに眺めて楽しい。おまけに語り合って楽しい。ここまでのめりこむことができたのは私には初めてです。
     昨年の卒業生にサッカー部の男の子がいたのですが、「気が付くとサッカーシューズをうっとりと眺めている」といって母親から叱り飛ばされていました。気持ちはよく分かります。私も、もう走れないなと自覚させられる時が来たら、部屋に飾って眺めたり磨いたりして時を過ごすかもしれません。
     たしかに、「なんであんな同じユニフォームを着て隊列組んで走らにゃならんのだ」とか「部屋に飾るだけなんて意味ないではないか。ペダルを踏んでなんぼでしょ」と思うこともありましたが、今は「みなさんがそれぞれの楽しみ方をしているのだ」と感じています。
     山音製輪所がこの奥深い自転車文化の発信基地になるとよいですね。私も微力ながらお力になれればと思わずにいられません。そのためにも、もっと鍛えて、厚木を走り込まなければなりませんな。
     長々と失礼しました。また顔を出します。

    返信
    1. yamaoto 投稿作成者

      増本様
      いつもありがとうございます。
      たまにはこういうことも言ってみるものですね。
      こんなにコメントをいただけるとは思っていませんでした。

      みんな主義主張、趣味趣向、いろいろあると思いますが、
      どんどん変わっていけばいいんですよね。
      どんどん心変わりしていけばいい。
      それでもやっぱり変わらないところはあると思うんです。
      私は、
      やっぱりお店をやっているから、というのもあるんですが、
      けっこうなんでも受け入れるほうです。
      人の趣味にああだこうだ言うのは好きではないです。
      「たかが趣味」ですから。なんだっていいでしょって。
      みんなそれぞれ苦労して生きているのに、
      趣味にまでケチつけられたら、シンドイだろうなと。
      だからといって、それが一番いいとは思わないんです。
      そうじゃない人もいるから、こうやっていろいろ議論もできるわけで、
      みんな同じじゃつまらないし、気持ち悪いですから。

      サッカーでもそんなことがあるんですね。
      おもしろい。

      これからも、ときどき主張させていただきます。
      また仲良くケンカしてやってください。

      返信
  9. east_bred

    折角ランドナーを広めたいと言うお考えの処に水を差すような事を書いて仕舞いますが、出来たらランドナーが最近のロードや以前のMTBの様にブームになっては欲しくないと思っております爺です。

    何故ならMTBの異常なブームの時の様に、殆どルールもわきまえない方々が我も我もと山で登山者を蹴散らすように山へ入って行ったお蔭で、「MTBは危険・・・」とか、「自然を荒らす・・・」と言われ、ルールを守って山へ行って居た自然やMTB好きの方々は「MTB乗りは全員同じ」と見られて「山へはMTBの乗り入れ禁止」と言う措置に遭い本当に迷惑したんです。

    それが今度は今のロード乗りの方々が殆どランドナーがブームになったと言ってランドナーに乗り換えられた時の事を考えるとゾーっとして仕舞います。
    今は確かにランドナーに乗られている方は少ないとは思いますが、だからこそマナーをわきまえている方々が静かに楽しめているのも事実なのでは無いでしょうか?。

    それでなくても伝統あるランドナー主体のクラブだった何処かのクラブの様に、常識の無いクロスバイクしか乗れない様な呑兵衛クラブ員増加のお蔭で伝統あるクラブを台無しにされた例も有りますし・・・。

    勝手な意見でゴメンナサイ。

    (お気に触られましたら削除して頂いても結構ですので)

    返信
    1. yamaoto 投稿作成者

      east_bred様

      なるほど、そこまでは考えが及びませんでした。
      たしかにそうですね。
      それは困ります。
      こっそりやってるほうが幸せという事はあります。
      皆さんがあまり情報を出さなかったりするのは、荒らされたくないからなんですね。
      釣りとか山菜狩りとか、似てる気がします。

      仕事にしていると、つい、
      人口が増える
      =情報や使いやすい部品が作られる
      =良い自転車を提供できる。
      と考えてしまいました。
      いかんですね。

      ほどほどにしましょう。
      ランドナー普及。
      何事もほどほどが一番です。

      返信
  10. INTER8

    はじめまして、INTER8と申します。
    自分が好きなことに否定的な意見を言われると心に刺さりますね。心中お察しします。
    昨今のサイクリング雑誌ではランドナーを含むツーリング車が取り上げられることが少なくなりましたので、他の車種好きの人が偏った意見を持ってしまうのは仕方がないことかもしれません。

    ロードのあれやこれや、ランドナーのあれやこれ、それぞれのスタイルや機能の優位性を語ることは良く聞きます。
    しかし、理解は示しても他方への興味が行かないのは、好きか、嫌いか、ということだと思います。
    「僕はこのスタイルが好き」。で全てが通じます。それ以上の理屈は後付けだと思います。

    「ランドナーって乗らない人が乗るもんなんでしょ?、。」
    もやもやはあるでしょうけれど、そう思われても仕方ないのが現実です。
    走るランドナー乗りと、走らない(年齢的に走れなくなった)ランドナー乗り、印象としては後者が多いと思われています。

    良く乗る(走る)人を説得するには、同じように良く乗る(走る)しかありません。
    距離が少ない分はサイクリングの内容でカバーすればいいでしょう。ただし、ポタリングだけっていうのは無しです。

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    1. yamaoto 投稿作成者

      INTER8様
      コメントありがとうございます。
      そうですね。ちょっと心に刺さりました。
      これだけロードに乗っていて、経験豊富な方が、
      ランドナーに乗ったことがなくて、
      人やネットで聞いた話で「乗らないもの」と思っている。
      ちょっともったいないな、と思いました。
      同時に、もっと伝えていかないと、とも。
      「このスタイルが好き」というのはもっともです。
      好き嫌いで決まるものですし、それでいいと思います。
      私も嫌いなものはやっぱり嫌いですから。(笑)
      そういう意味では、
      正直、床の間自転車、ぜんぜん悪くないと思うんです。
      自分のお金で、誰にも迷惑をかけない。
      それで、その人のストレスを解消したり、
      人生にすごく役に立っていると思えば、
      十分によい趣味だと思うんです。
      床の間に置いても邪魔にならないほど綺麗だってことですから。
      1/3くらいは役割を果たしてくれたかな、と思います。

      あとの部分はやはり乗って伝えるしかないですね。
      昔はあれだけ乗っている人がいたんですから、
      ロードやMTBと同じだけランドナーがあってもおかしくないです。
      そうなれば出版業界もパーツ業界ももっと多様になるでしょう。

      アドバイスありがとうございます。

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  11. koro156

    正しく、我が意を得たりです!
    自転車雑誌は、早く走る、楽に走る、最新のカーボンフレームetc、紋切り型の記事の繰り返しばかり。
    もっと、いろいろな自転車との接点があるのになぁって思います。
    日本の自転車も文化として根強いて欲しいです。
    それは、電車などの輪行(厳し過ぎる!)であったり、道路改良(自転車専用道路)であったり、もっとすそ野が広がらないと難しいと思いました。

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    1. yamaoto 投稿作成者

      koro様
      コメントありがとうございます。
      雑誌業界は大変そうですね。
      ちょっと前までは10や20はあった自転車雑誌も、
      今は隅っこの方ですもんね。
      ほんとに良い雑誌もあったんですが、。
      出版業界はおそらく今が一番厳しい時だと思いますが、
      だからこそ変われるチャンスだと思います。
      環境整備はまだ始まったばかりですね。
      最近とあるメールマガジンを読む様になりました。
      これを見ていると、自転車の環境もかなり変わってきたなと、
      楽しくなってきます。
      よろしければぜひ。
      http://bicycle-news.blogspot.jp

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  12. アキフサ シンイチ

    ランドナーも、レーサーもMTBもシクロクロス車も全部乗っています。旅には、ランドナーが最適で、何より踏み味が気持ち良いです。

    ランドナーでも、レーサーでも自分の脚質や乗り方に合ったものと、そうでないものがあるだけだと思います。自分に合った自転車、タイヤの選択だけでもかなり乗り味が変わりますので、皆さん自分で試行錯誤されると良いと思います。

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    1. yamaoto 投稿作成者

      アキフサ様
      アキフサさんほどいろいろ乗られて、研究熱心な方もなかなかいないと思いますよ。(笑)
      ほんとですね。結局は自分で納得いくまで色々試してみるしかないです。
      最近うちに来る中高生や大学生を見ていると、
      もっと純粋に自転車を見ていて、
      これからが楽しみになってきます。

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  13. 沖本信之

    私は昔も今も40年くらいランドナーに乗っています。

    34年前は道志みちも一部未舗装でした。富士山も山頂まで担いで登りました。
    当時と比べると未舗装路は少なくなりましたが、ここ数年で田代山林道、大弛峠の長野県側、中津川林道などの未舗装路を走りました。
    自転車通勤に使っていた時期もあるし、ブルベもこなせるし、荷物を積んで数日の泊まりがけツーリングも楽しめます。

    ロードもいいですが、ランドナーでのんびりと旅の情緒を味わうのもいいと思います。

    返信
    1. yamaoto 投稿作成者

      沖本様
      変わらず精力的に走ってらっしゃいますね。
      昔の丹沢はもっと秘境感があったのでしょうね。
      古いランドナーをプロムナードにして使う人もいますね。
      もちろんロードもランドナーも、どっちがどっちということはないです。
      みんな、もっと頭を柔らかくして、
      なんでも受け入れるようになればよいと思います。

      返信
  14. 鈴木 仁

    30年近く前にランドナーを作ったことがあります。ヤビツ峠越えをしたかったのですが、当時の裏ヤビツはほとんど舗装されていなかったので、ロードでは無理でした。裏ヤビツが全区間舗装され、その役目を終えたので解体しましたが、懐かしい思い出です。

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    1. yamaoto 投稿作成者

      鈴木様
      コメントありがとうございます。
      昔のヤビツの話はいろいろな人から聞いて、
      いつもうらやましく思っています。
      私は残念ながら今の姿しか知りませんが、
      それでも、裏ヤビツは気持ちの良い道です。
      裏ヤビツから丹沢山へ登るのが私のお気に入りです。

      昔はダートを行くにはランドナーしかなかったんですよね。
      今はもっといろいろ選択肢がありますから、
      みなさんそれぞれの意思で楽しめばいいと思います。
      最近になって、ようやく日本の自転車文化が出発点に立ったように思います。

      返信

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