月別アーカイブ: 2023年1月

臨時休業

皆さんこんばんは。
症状はないのですが、
コロナウイルス濃厚接触者となりましたので、
1月26日(木)から31日(火)まで休業とさせていただきます。
ご迷惑おかけして申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。

2023ハンドメイドバイシクル展、ご来場ありがとうございました。無事大盛況で終わりました。

21、22日とハンドメイドバイシクル展が無事開催、終了しました。
去年にくらべ、来場者数もかなり増え、少しずつ通常の生活に戻りつつあることを実感しました。


展示の自転車はというと、ハンドメイド業界もやはりディスクブレーキ搭載のグラベルロード、オールロードが多くなっていますが、お客様の要望、使用用途はますます多様化している様に感じます。オーダーメイドという選択肢がより重要になっていくと思います。

素材としてはチタンなども増えてきてさらに選択肢が増えています。
また以前よりも特殊な用途、形状、機構のものも増えたように思います。
趣味の自転車と実用の自転車、またアーティスティックなもの、さまざまです。

今回は物販可能でしたので、バッグ類をご購入していただいたお客様も多かったです。
自転車本体以上に、バッグの選択肢、種類はまだまだ可能性を秘めています。

お越しいただいた皆様、内容はいかがでしたでしょうか?
以前より熱心に質問される方も多くなったように思います。
寒い中ご来場ありがとうございました。
毎回展示会の準備をしてくださるスタッフの皆様、いつもありがとうございます。改めてお礼申し上げます。

少しだけ山音製輪所の展示車の解説です。

カーボンフォークを用いた、いわゆるオールロードバイクです。
オーナーはブルべ使用をメインに、グラベル、シクロクロスレースなど、
精力的に活動される方です。
パイプはカイセイ4130Rをメインに、前三角をオーバーサイズ
ヘッドチューブについては(1-1/8・1-1/2)のテーパーフォークを使用するため、
大口径のパイプを用いています。
ヘッド小物は下をエクスターナル、上をインターナルにすることで、上部をすっきりと見せられます。
フォークとヘッドのボリュームがかなり強い印象を与えますが、
乗り味はかなりマイルドで、レースよりはロングライド向きです。
実際ブルべ等では、以前乗っていたカーボンバイクに比べ疲労感が減ったとの感想をいただきました。
また、かなり条件の違うシクロクロスのレースなどでも、問題なく使用できたとのことです。
ジオメトリ的には特殊なことはありませんが、ポジションがしっかりと合っていることと、軽量化を追い求めすぎない点が功を奏したといえます。

一方で、こちらも用途としてはオールロードになりますが、
メインの用途とオーナー本人の乗り方や好みにより、
性格はまったく違います。
メインの用途はロードレース。シクロクロス、グラベルは楽しむといったもの。
ロングをゆったりというよりは、レース志向が強く、フレームの剛性を求めますが、
カーボンフレームよりもクロモリの乗り味の楽しさが勝る、といった考えです。
ディスクといえども、フォークまでクロモリというのはこだわりで、
多少の重量増でも、安定感のあるクロモリフォークはメリットがあります。
メインパイプはカイセイ8630r、前三角ダウンとシートをオーバーサイズ。
ハンガー側を横方向に扁平につぶしを入れ、踏み込みのしなりを抑えることで、
さらに剛性をアップしています。
フォークコラムはオーバーサイズ、
ブレードはコロンバスのMAXでディスクブレーキをしっかりと受け止めます。
今まで乗った中で一番の剛性の様で、まだ乗り方を試行錯誤されていますが、
「下りが恐ろしく早い」と好印象。
ディスク化による低重心と大口径クロモリフォークの安定感、
スルーアクスルによるエンド部の剛性アップも効いているようです。
サドル下のキャリアはちょっとした遊び心。
これがあるだけで、ディスク仕様のメリットでもあるフレーム上部の空いた空間を、めいっぱい活用できます。
また「剛性はあるが、ちゃんとクロモリらしい楽しさがある」と聞いて一安心。
私の中のクロモリの良さは、やはり乗った時のクロモリらしい楽しさにあると思っています。カーボンとは違う別の心地よさがあります。
証明することはできませんが、気持ち的な問題ではなく、ちゃんと物理的な理由からくる楽しさだと思います。
クロモリ乗りの皆さん、どうですか?

寸法を合わせるだけでなく、乗り方、体重、好みで、比較的簡単に乗り味を操作できるのもオーダーフレームの魅力です。まだまだ「カーボンフレーム以外乗ったことがない」という声を会場で聞きます。
試乗車もあります。ぜひ一度お試しください。

あけましておめでとうございます。

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
さっそくですが、1月恒例のハンドメイドバイシクル展。いつも通り科学技術館で開催です。
今回は物販もOKとなりました。
流石にフレームの販売は少ないと思いますが、オリジナルパーツを販売するメーカーもあると思います。
いままでとは少し変わった展示会になる?かもしれません。
山音製輪所もオリジナルのリフレクターやバッグのほか、なにか新しいものが用意できればと準備中です。
ぜひ会場に足をお運びください。

1月21日(土) 22日(日)
東京 科学技術館
2023ハンドメイドバイシクル展